いじめに遭いやすい子どものタイプとは?
子どもが学校でいじめに遭っているということが分かると、親としてはとてもつらい気持ちになります。
今は昔に比べると、学校環境におけるいじめの対策が進んでいますが、いじめをなくすというのは現実的にはそう簡単ではありません。
そのため、親がいじめのサインを見逃さずに敏感であることがとても大事です。
いじめはいじめられる側に原因があるということは決してありませんが、いじめに遭いやすいタイプの子どもというのが存在することがあります。
たとえば、常にいい子であることを求められ、親から子どもの像というものを押し付けられている子です。
こうしたタイプの子は、優等生であろうとするあまり、周りの子どもから浮いてしまったり、避けてしまったりすることがあるからです。
また、ちょっとしたいじめに遭っていても、それを親や教師に言うことができず、いじめがエスカレートしてしまうことが多いのです。
そのため、かなりいじめがひどくなって耐えられないくらいのレベルになってから判明することがあります。
いじめ被害に巻き込まれやすい親のタイプとは?
このように、いじめが発展しやすい子どものタイプがありますが、同様にいじめに遭いやすい子どもの親にも共通点が見られることもあります。
それは、なんでもかんでも子どものためにやってしまう親です。
家庭にいる時、いつも子どものことを監視していて、子どもが自分で考えるべきこと、自分でできることもすべて子どもの代わりにしてしまうという特徴があります。
こうした親に育てられた子供は、親がいない学校では自分で何かをするというのがかなり難しく、自分の意見を言えないケースが多くなります。
また、頼れる人がいないため、何かあった時にどうしていいか分からず、失敗してしまうことも多くなってしまうことがあります。
そうした子供は周りの子どもから変わって目で見られることになり、いじめに巻き込まれやすくなってしまうのです。
いじめのサインに敏感である
こうした親子の特徴があるとはいえ、決していじめはされる側に原因があるわけではありません。
そのため、できるだけ早くいじめを食い止め、子どもを救ってあげる必要があります。
とはいえ、子どもはいじめに遭っていることを親にいいたがらない傾向がありますので、親の方で小さなサインを感知してあげることが重要です。
たとえば、服や文房具など学校や幼稚園に持って行く備品がなくなったり壊れたりする頻度が高くなっていることが挙げられます。
他にも体のいろいろなところに小さな傷が多くなっているというのも、見逃せないサインとなります。
いじめに遭うと感情的に大きな傷を負いますので、急に笑顔がなくなってくるというのも注意すべきです。
感情が不安定になってい急に泣き出したり、夜怖がって寝付けなくなるというのもいじめのせいである可能性があります。