年々増え続ける紫外線量

一昔前なら「子供は真っ黒になるまで外で遊ぶのが健康的」といった価値観がありましたが、現在ではそこまで楽観的に考えることはできません。

気象庁の発表によるとここ10年の間に全国各地に降り注いでいる紫外線量は3.5~5%程度上昇しています。
これはオゾン層の現象や紫外線を吸収するエーロゾルという微粒子が減少しているということが原因で、今後もこの傾向は続いていくことがわかっています。

紫外線といえば女性にとっては美容の大敵となっており、人の皮膚に当たることでかなりの悪影響があります。
子供の場合大人の肌と比較して新陳代謝が活発でターンオーバーの周期も早いので、肌にダメージを受けても大人のように蓄積されることはありません。

ですが子供の時期に大量に浴びた紫外線が大人になってからよくない影響を徐々に露わし始めることもあり、紫外線に対して無防備であることは避けなければいけません。

紫外線対策の大原則

紫外線対策の基本は、できるだけ直接皮膚に受けないようにするということです。
暑さ対策を兼ねて大きな帽子をかぶるようにしたり、肌の露出の少ない衣服を身につけるようにするということがまず挙げられます。

特に真夏の時期の帽子は必須で、できるだけつばの広いうなじ部分までもをカバーできるものを選ぶようにしたいところです。

また半袖や半ズボンを着用するときには日焼け止めを塗ることも重要で、子供用の肌に優しいタイプを選んできちんと塗ってから外出するようにしましょう。

紫外線は皮膚だけでなく目からも多く入り込みますので、子供でも日差しの強いところに行くときにはサングラスを着用するのが望ましいです。