安全検査を受けているということの証明であるSTマーク

子どものおもちゃを選ぶ際の基準として、STマークがついているものを選ぶことができます。
このSTマークとは、玩具安全マークと呼ばれるもので、明確に定められた基準に従って検査がなされ、子ども用のおもちゃとして安全であるということを証明するものです。

角や鋭利な部分によってけがをする可能性が低いということや、なめたりしても安全な材料を使っているか、燃えやすい材質で作られていないかなどの基準が判断の材料となります。
このSTマークの基準はかなりしっかりとしていて、もしこのSTマークがついているおもちゃで遊んでなんらかの傷害を子どもが追ってしまった場合は、損害賠償を請求できることになっているほどです。
いろいろな面から考えても、子どもの安全を確保するための、STマークを持っている製品を使うようにした方が良いでしょう。

年齢に合ったおもちゃの選び方をする

このように、STマークのついているおもちゃは安全性が確保されているとはいえ、対象年齢というものが存在します。
もし、それぞれのおもちゃで指定されている対象年齢を無視して使うと、その安全性は確保されませんし、損害賠償の対象にもなりません。

そのため、自分の子どもの年齢とおもちゃの対象年齢が合致しているかどうかは必ず確かめるようにしましょう。
そして、何人か小さい子どもがいる家庭では、年齢の低い子どもがお兄ちゃんお姉ちゃんのおもちゃを使わないようにする配慮も必要となります。
また、保管場所にも気を付けて、小さい子どもが触らないように置くということも大事です。

特に小さな子どもは上の子どもがしている遊びを真似する傾向がありますので、おもちゃに触りたがるものです。
しっかりと親が見守って対象年齢ではないおもちゃを使わないようにすることが大事です。
もしくは、下の子の年齢に合わせてすべての子どものおもちゃを選ぶというのも、慎重な判断と言えます。

危険を避けるためにできるだけ親が見守るようにする

このように、年齢に合ったおもちゃを与えることは大事ですが、特に口の中に入るような小さなおもちゃに関しては、3歳くらいまでの子どもには与えないようにして、誤飲を防ぐことが欠かせません。
小さいおもちゃは転がりやすいですし、あまり目に入らないので、小さな子どもの手の届くところに行く可能性が高くなりますので、細心の注意を払う必要があります。
心配であれば、子どもの周りには小さいサイズのものは徹底して置かないという配慮をすることも大事です。

また、全体的なこととして、子どもがおもちゃで遊ぶ際には、親が近くにいて見守っているということも大事です。
子どもは思ってもみなかったような行動をすることがありますので、大丈夫だと思っていたものでも、ケガの原因となってしまうことがあります。